子どもが抱くストレートな疑問、大人になると気づけなくなっちゃってるなっていうちょっと昔の話。大人になると作られた感動に気づけていないなっていう話。
8月が誕生日の長男くん。3歳になった直後にテレビでやっていた毎年恒例の○○時間テレビのマラソン中継を見て一言。
「なんで寝ないの?」って。
いつものように全力で正しい回答をしようと向き合った私ですが、回答が出てこない…
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ちょっと考えるが、それこそ作った回答になってしまう…
子どもって、大人が思っているよりも理解力があるもので、子どもの質問には常に正しい回答をしようと心がけている我が家。
今回も何かしら回答できるはずといつもの姿勢で子どもに向き合ってみると、困ったもので…それっぽい回答を作ることはできるのですが、正しい回答ができずに困りました。
頑張ってる姿をみると元気や勇気をもらうよね。とか、すごい記録に挑戦しているんだよ!なんて回答は考え付きますが、果たして本当にそうなのかと。
というのも、昼寝や夜寝る目的は「元気を貯めること」といってやってきた我が家。それもしっかりと理解してくれている長男くん。
そのテレビを見ていたのは、○○時間テレビが始まった次の日のお昼過ぎ、長男くんがお昼寝するタイミングで見ていたときでした。
かなりの疲れがみえている状態を見て、元気を貯めればいいのにと思ったのか。ちょうど長男くんがお昼寝のタイミングで、寝ればいいのにという考えに至ったらしく、疲れているなら寝ればいいのにと思っての質問でした。
確かに、寝ればいいじゃんといわれればそれまでで、わざわざ夜通し走り続ける必要もないといえば、その通り。
物理的には、元気が足りなくなったら睡眠をとればいいだけで。至極ごもっともな質問をする長男くんに回答ができませんでした。
大人になる間に、気づかないうちにじわじわと、周囲の雰囲気やそうゆうものだという、暗黙のルールが染み付いてしまっているようです。
本当にそれって感動するようなことか
感動させられているだけじゃないのか
感動しないといけない雰囲気にのまれてしまっているのではないか
自分の気持ちの一番真ん中が感じること、大切にしたいなと気付かされた大人の頭を破壊してくれた3歳の爆弾発言でした